人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


船を愛する領主 ウェルシュ

 ―――……大きな豪華客船を造りたいんだ。
 世界一周しても平気なくらい、とても、とても大きな。

[>>1:747 だから客船が好きという彼女の言葉には、花のような笑顔で、]

 僕も好きだよ、客船。

 青い空に浮かぶ、無数の帆。
 潮風を目一杯受けて、海を切り裂いて優雅に泳ぐ姿。

 ――――とても、綺麗なんだ。

[ストンプがまだ今ほど栄えていなかった頃。そのような帆船も作っていたという。 
海洋軍需が高まり、ストンプが専ら軍艦を造る場所として栄えた今では、帆船を造ることもなくなってしまったが。]

 いつかこの海峡内だけじゃなくってさ。
 海を越えて、世界中の海に僕の船が浮かんでいたらさ、凄く素敵じゃないか。
 そして僕もその船に乗って、色んな国を眺めたいんだよね。

[人々が立ち働く活気に、その願いは静かに溶けゆく。*]

(307) 2015/11/07(Sat) 14:19:10

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