[自身の手には書類を整理していた白手袋がはまる。少し考えるようにして片方の手袋をはずしポケットに入れて代わりに取り出すのは携帯用の消毒液。既に渇ききってかさつく手を消毒してからサンドイッチを一切れつまむ。] ――…うん、安心した。[噎せるオズワルドに形よく笑んで見せて手にしたそれを口に運ぶ。] おいしいよ。[素直な感想を零し、口許を緩める。ぺろりと一切れ食べきれば、空腹も紛れたようだった。]