[どう言ったものか考えあぐねながら、
まずは名乗りをくれた少年に向き直った。>>285]
『くがみ せいじ』くん…だね。
せーじくんと呼ぼう。
俺はメレディス・レントナーだよ。
[鉄拳制裁についての口数少なめな言葉は胸に留めた。
癒者としては、頭に衝撃を受ける機会が少なくなっていることに
まずは安堵すべきだろうから。]
君たちに与えられた任務については、概ね把握してる。
この神殿のことで判らないことがあれば
俺や――他の神官や騎士に聞いてくれ。
少しは力になれるかと思う。