人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


気儘な猫 カレル

―王の間迄の道程―

[>>287肩を掴まれ、振り返る。真摯な叫びにずきりと胸が痛んだ。
特殊な状況が招いた一刻の気の迷いだ、と、彼の想いを否定しても良かったけれど、どうせ彼は納得しないだろう。
自分の、妙な所で強情な所は、きっと彼に似た気がする。

…――居心地が良いからと、近付き過ぎた自分が悪い。
…なんて、後悔しても、既に、遅い]

(306) 2013/10/12(Sat) 10:53:04 (yahiro)

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