(……このひとが、巫女姫)[穏やかな笑みを持って出迎えるひと。>>246最初に感じたのは、澄んだ空気。一族の古老たちには、その存在はどちらかというと疎まれていた。けれど、それはただ伝えられたものを、遠き祖先の嘆きをなぞるだけのものとしか思えなくて、よく反発していたのだが] (きれいな、ひと、だなぁ)[容姿的なものだけではなく、纏う空気や、凛とした佇まい、それら全てに対して。最初に抱いたのは、そんな感想。*]