― グランツェルツ橋 ― ……掃射、止め! 弓兵隊は散開、援護に徹しろ![場が接近戦の様相を呈した所で、指示を飛ばす] ……あーなると、機動力も持ち腐れだからな。 どのタイミングで引かせるか……。[ウルフライダーだけで制圧できるとは、思っていない。最終的には、攻撃術を一撃叩き込むくらいの心算ではいたが] ……そんなに飛ばせる状況じゃねぇし、な。[そんな思いもあるからぎりぎりまで見極めて、と。そんな事を考えていた所に響いたのは──覚えのある、声。>>296]