わかったよ……、お前の背中は俺が守る。
[だから存分に戦えと言葉少なに、偽りの信頼を寄せて。
出会って間もないというのに、まるで長い刻を過ごしてきた友のような顔で微笑んで見せる。]
(――なんてな)
[オズワルドが鎖を手に外へ向かい、背を見せればその瞬間。
躊躇うことなく、その無防備な背後に剣を鞘ごと振り下ろし、
技巧の天使を意識不明の只中へと叩き落す。]
そんなの嘘に決まってるだろ?
少しは疑え……
[こん簡単な嘘に騙される方が馬鹿なのだ。
意識を奪った天使を工房の床に横たえ、固く閉じられた
衣服を強引に寛げる。]