人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍盟主 ディーク

[全軍の撤退は、相手の追撃が無いとわかれば速やかに進んだ。
不意に豹変して攻撃されたらという緊張はあったにせよ、ある種の奇妙な信頼感が互いの間にあったのは確かだ。
負傷した者も、歩けるものには肩を貸し、動けぬ者は周囲が手伝って運んでいく。
どうしても動かせぬ者や周りの手が足りないものは残されたが、悲壮感漂うものではなかった。

奥深く切り込んでいた軽歩兵たちも、次第に撤退を完了し、本体に合流してくる。
そのまま森方面へと去るのを、別段隠しはしなかった。]

(305) 2016/02/18(Thu) 22:43:44

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