人狼物語−薔薇の下国

282 ルー・ガルー OROCHI 2 〜グラサガ合流編〜 


女王 アプサラス

[赤い絨毯を登りきり、赤竜にいざ乗らんとしたとき、不意に女王の足が止まる。
 前に進むと決めておいて歩みを止めるような女王ではないのに。]


 ラト。
 ――もう1人連れて行って良いか?


[隣に寄せる片割れにそう一言。
 もちろん断られることを想定して聞くような女王ではない。
 聞いたのは、人員の確認のようなものだ。
 女王である自分、隣にいる運命の片割れ、地上から出征を見送ってくれている人――そしてもう1人、この場に居ない人物。
 女王はその1名を連れて行きたい、今度は最後まで傍に居させてやりたい――と伝えた。]

(305) 2014/12/14(Sun) 23:17:33 (Yuun)

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