― 会見の日 ―[じ、と向けた視線に返されたのは、笑み。>>290その後に名を呼ばれ、表情がはっきりそれとわかるほど、ぱっと明るくなった] はぁい、わかりました![小猿を胸元にぎゅう、と抱え込んで、返したのは良いお返事。それでも、会見の場に案内される時には他の二人の後ろに立って、あまり目立たぬように努めていた。特徴的な出で立ちから、出自に気づかれる可能性があるのは、先のソマリとの出会いで理解しているから]