[重ねた温もりが俺のせいで無くなってしまうのではと心配したが、階段を降りれば自然に手は離れていく>>300離れる手を名残惜しいとは思わなかった。これで良い、とさえ。血塗れの俺の手で握りしめて良い手ではない。離した手の行方を一度だけ視線で追って] お世話掛けました。 明日には足の痺れも取れるでしょう。[頭を下げて良い匂いのする場所へ] 美味しそうな匂いだな。 これ、誰が作ってくれたんだ?[食堂に入れば温かな食事に自然に頬を綻ばせ立役者に誉め言葉を贈ろうと周囲を見渡した*]