― 銀嵐の中 ―[後ろから聞こえた村長の声>>301に自身が迷いを持っていないことに気が付く。この雪と風の舞い踊る世界で、ペーターの姿を見失わずに追いかける。確かに肉眼で追いかけているんだが、なんとなく理屈では説明しがたい直感が動いている気がする]雪の中で突き進む覚悟を持つ後ろ姿と、血で繋がった兄弟の絆なら見える。[本気の口調と表情が見えなくても一点の曇りもない笑顔は伝わるだろう]