[>>278>>288 鍵であった男が語る取引の話は、実に愉快なものだった。
希望だ、光だ、なんだと言っても、結局相容れぬものを排除する。
その為には手段を択ばない。
それについては、自分となんら変わらない、むしろ好ましいとすらと思う。
余計なタテマエさえなければ、の話だ。]
ふっふ…く、ははっ…!
俺の命と引き換えな。それは素敵な取引だ!
[>>290 役目、そして責務と語る男の声には目を細める。
少し前の自分も、そうだったか―――
だが、>>291 最後に強く言いきられた望みを聞き、唇は弧を描いた。
―――ギィンッ
強く地を蹴り肉迫する男が振り下ろすファルカタを、力負けしながらも首まで寸でというところで受け止める。]