[口を噤んだ>>225ことにも気づかず青年は、うんうん、と頷いて。]
やっぱそうだよね。
僕も、だからこそこの村に来たのに……。
[そうして、ああやはりそうなんだなぁ、なんて。
眉尻が下がってるように見える表情を、少し羨ましく思う。
そうして、宣伝にはありがとう、なんて頭を下げてから。]
ま、そんだけお兄ちゃんの事が心配ってことさ。
[ディーターの緊張も、会話の中にあった誤魔化しも、気付かぬまま。
お代わりを勧められれば>>252首を横に振って。]
僕はもう十分さ。お気遣いありがとうね。
[そうしてしばらく後、ハーブティを飲み干してから、自身の食器くらいは洗おうと立ち上がる*。]
― 食堂 → 厨房