[ そして空気を変えるように微笑んだ ] 出来るさ。 …なんなら俺と行く?[ 冗談とも本気ともつかぬ口調で囁いた彼が行くというならば否はなく喜んで共に行くだろうけど。この村で暮らす彼がそう簡単に行ける筈も無いだろうと思っていたからそれ以上何か言うことは無かったもしいつの日か惑いが無くなる日が訪れる事があったならば旅人は手を取ろうとしたかもしれない。それだけだ ]*