― 別隊出撃前:クリーク砦 ―[>>273森民で出来た弓と斧が中心となる部隊の中で、サシャもまた慌ただしく動いていた。使った矢の補充、怪我をした者の治療や確認等々。そんな中腕を引っ張られて、何だと睨むと指を差され、その先に居た盟主の姿に大体理解した。]りぃぐ[ひらと手を振り、気付いた事を伝え視線を前に向ける。何かあったのかと思いじっと見上げると、唇は称賛の形をとっていた。それを見て、にこりと笑う。ディークの言葉が読みやすい、気づかいが見えたのも笑みの理由の一つだった。]