― 滑走路 ―[向けられた問いと眼差し>>279に返したのは、薄い笑み。血が足りないのは事実だが、己が負傷で他者の手を煩わせるのは主義ではないから、言葉を返す事はせず]……ん。よろしゅうに。[必ず、という宣>>280に短く、それだけを返す。言葉なくこちらを睨むアイリの胸中、そこにあるもの>>286 >>287は知らず。……知ったとしても、今の風に言う言葉はないのだが。ともあれ、風に紛れて移動した先は──赤の宮殿]