[パチパチ、と己の周囲を明るい光が弾けていた。>>298 彼の与えた加護は身に留まり、四肢に強化を与え続けてくれる。 彼が魔の血を受けぬ、純粋なエルフであったなら、 もっと以前に嫌悪と言う名の拒絶反応が出ていた筈。 ゆら、と四足の獣は、彼に視線を投じ。] 随分と共鳴するな。 ――― 分かるのか、イース。[対話は不可能だと影は言っていたが、他愛無きことを問うた。 返事は然程期待していないが、すん。と鳴らす鼻は伺うように。*]