[それにしても──] さすが。[周囲の黒騎兵たちが囲みにこなかったのはハルバートの旋回範囲を避けてではなかった。気づけば周回した者が背後に迫っている。>>294向かい合うべくナイトメアに合図しながら、視線は自然と、くすんだ金髪を探していた。]