― 魔王城・大広間 ―
[意地をはるように裾を掴むエスコート相手>>257に苦笑しつつ、なれない靴に戸惑いを歩きづらいシュテルンの支えとなるように、比較的ゆっくりと自然と人ごみを避ける位置を目指し歩く。
最も歩くのに必死なシュテルン>>287は気づいていなかったようだが…]
趣味なら……よくはないが、これがこの国の国民性かもしれないところがな。楽しむには難がありそうだ。
[王という存在が代表であるならば、この国はそういうものたちだらけということだ。
気を抜くことはできない。傍らの存在が背後に視線>>288を向けているのに首を傾ぐが、神経をとがらせている故のことであるのだろうとその場で思うことにした]