人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


元首 カナン

― 平原南 ― >>280

[橋となっている兵たちは、無論動けない。
だが戦えぬというわけではない。
ゼファーの兵は"ただで死ぬな、死ぬなら戦え"と叩き込まれているのだ。

両端になった兵は空いている手で盾を構え、仲間と己の身を護る。
盾の隙間からは、余力のあるものが槍を突き出した。とはいえほとんどめくら打ちだ。多少の牽制にしかならないだろう。

一方で橋を渡る者達は、高さの利を得て上から槍を打ちおろす。勢いのついた槍は、常以上の破壊力を持つだろう。もっとも、足元まで盾で守るのは難しいから、これも諸刃の剣だ。

本隊を援護するべく、両側面で遊弋していた軽歩兵を投入する。
隊列を組まず、散開して進む軽歩兵は左右にそれぞれ100程度。本隊を側面から攻撃している敵軽歩兵と、乱戦に持ち込むことを狙う。敵味方が入り乱れれば、矢も飛ばしづらくなるだろうと狙って。]

(303) 2019/11/04(Mon) 01:12:37

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