[身体の一部を機械化している者を見かけるのは珍しくない。…しかし、全身を機械化するような奇異な者は稀有だ。そう、例えば。何らかの必要に迫られでもしない限りは。] …怪しいな。なんとも。[思考が不審な二人組へ向きつつあるのは自覚していたが、敢えてまでその疑念を晴らそうとはしなかった。何故なら、その二人組の一人が目の前に居たからだ。>>299疑わしきは罰せよ…とまでは、行かないが、兎も角、話を聞いてみなければ分からないだろうと思っていた。*]