……うん。 ありがとう、シエル。 ……一緒に、やるよ![宣に上がるのはるぅあ、という嬉し気な鳴き声。改めて力凝らせば、増幅された天の精霊力が『虚無』を捉える縛を強めて、結晶体へと引き寄せる。やがて、最後に残った鈍色の靄は結晶体の内に取り込まれ。そこに浮かび上がるのは、禍々しい雰囲気の結晶体、一つ] ……アイリ殿![浮かび上がったそれを虹竜の放つ天の精霊力でくるりと包み。姫の方へと打ち上げた。*]