[さてはて、スノウのホログラムがまだいたなら、頭から背中までを「ありがとう」と「お疲れ様」の気持ちを込めてひと撫でしよう。それから、バイザーを触って情報の確認をしていく。]――ディーク?[まさか、と思ったけれど。どこか、あの頃の面影を残した顔つきをまじまじと見る。]……いや、わからん。[しばらく睨めっこをしていたけれど。隠れんぼ!と機関室に入り込んでいたガキとは似ても似つかない――気がする。]