[ソマリと連絡先を交換して、メイン・サロンを出た後。
3,4年前にル・ウルタールの第一位王位継承者として、
彼から聴いた星々の話を思い出した>>138
星も人も同じなのだと。
落ちてしまえば、二度と元の姿へと戻ることは無い。
輝きは一瞬にして失われてしまうと。>>139
その独特の星に刻まれる運命の世界観は、主観的でありながら、
どこか頷けるものがあり。
彼の故郷の星の命運を知り得ずとも、
彼はどんな文化や経験からその世界観を持ったのだろう…と
どこかせつないような気持で、興味を懐いたのを覚えている。
夢中になったように語ってくれる様子と併せて、
双子の兄を亡くした心の、深いところに染み入る様に残った。]