[彼は手紙を読んだだろうか?まだ死に掛けで死ねない体は雫が己の頬を濡らす感覚だけを覚えながら、時間の流れは曖昧で――突如変化が起きる。ゴキリと音をたて、いくつかの箇所で骨が飛び出て外套や服を貫き外へと露出され砕け散る。砕け散り舞う粉は、先の革袋>>4:43から出てきた聖灰と火薬を混ぜたもの――よりも更に濃く量も多いもの]