[ 「会いたい」の言葉の代わり、預けて貰った(>>280)、二つの鋭い心臓のような象りの石。約束が果たされる日を待ち望みながら、自分が王宮から彼のいる遺跡を見つめていた頃。彼も遺跡からこちらを眺めていたり>>1:280、“わたし“のことを想いながらの帰路に、兄から問い詰められて、まさかの酷い目に合っていたなどとは、>>1:282、知り得る術はなかったけど。]