──, ───![阻害を受けぬと分かれば、術を放つにも懸念は無い。紡いだそれに従い水精たちが群れを成して棚引く尾に変わり。更に分かたれたそれは、甲冑たちの合間を縫ってタイガと魔王、ローゼライトの死角を護る水膜へと変じた。触れれば甲冑の隙間に潜り込んだ水が黒騎士の内へと広がりその動きを阻害する]