― ある日・海岸 ―[そんな折に受けた呼び出しの命。>>298何事か、と思いつつ、伴われて行った先は海。構築される魔法陣、その意味は理解できるが、それ以外のもの──用意された触媒の意図までは図れずにいた] ……陣の構築、完了いたしました。[急げ、との声に、精度を落とす事無く可能な範囲で速度を上げて。陣を描ききった所で、主を振り返り、その旨を告げた後] ですが……この場で一体、何を?[どこか落ち着かない毛玉を宥めるように撫でながら、投げかけたのは、素の問いかけ。*]