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─ 回想/白翼と黄金と ─
その、上品かつ聡明に見えた立ち居振る舞いの奥で、彼が何を思ったかまでは知れないが。
彼と、何かしら哲学やら倫理観でも語り合えたならきっと楽しいだろうと思ったのだ。]
偉人の考えやら、哲学やら、だよ。
学者みたいだが、きっと面白い。
[話しの続きを促されたなら、隠すでもなく述べた。>>218
生きてきた場所も経験も違うなら、恐らくは価値観も違ってくるだろうから。
或いは、とても新鮮な気持ちを持つからこそ見えるものもあるかもしれない。
(実に8つも違う事は、当時全くと知らなかったが。)
彼はとても博識だった。
勉学において、まず、俺は敵いもしなかっただろう。
だからこそ、この会話はとても面白かった。
知らない事を知る意味でも、知っている事の認識を改める意味でも、愉しんでいたのは違いない。]