― 少し前/クラタエグス砦・竜舎 ―
(変わったお方……ですわ……!)
[アリーセ>>292が自らの胸を掴む姿は、貴族の娘に少なからぬ衝撃を与えていたのだが。
打って変わって謝る姿>>293は歳相応の可愛らしさも感じられ、つい微笑を浮かべつつその姿を眺めていた。
先のやりとりでは互いに緊張感を持っていたせいだろうか、竜人という異種族ではなく一人の女の子だと思ったのは、この時が初めてだったかもしれない]
アリーセ様も、お気を付けて。
[飛び立つ直前、コンラートに後ろから掴まった状態で、アリーセ>>294にも声を掛けた。
先程から感じる視線は何なのか、正体は掴めぬまま*]