[指ではない、濡れたものが窪みに触れたかと思うと、一息に貫かれた。>>291短い悲鳴を上げたきり、激痛に声も出ない。充分に開き切っていない入り口を無理やり開かされる苦痛、異物が狭いところをぐいぐい押し開く痛み。さっきは恐れで縮こまっていた身体が、今度は痛みに強張る。快楽で緩んでいた四肢が、一気にまた固まった。自分の荒い呼吸だけが、耳に聞こえた。]