―練武場→―
[ぐったりとしながら、大声で怒るリエヴル>>106みんなが何かを話しているのは聞こえる。
けれど何を話しているのかまでは理解しきれずにいる。
なんとなく、腕に包まれる感触が心地よくて…眠ってしまいそうで…
リエヴルから二人のルームメイトに引き渡されるところで小さくつぶやく声]
おにぃ・・・ちゃん…
[もし、自分の兄が病弱でなかったらこんなふうにしてもらえたのかなと、
混濁した意識の中でつぶやかれた声は、3人は聞こえたかもしれない。
剣を教えるといっているリエヴルとか、心配する二人をよそに本人は幸せそうな様子だったとか。
そのまま医務室へ運ばれた先は人目のつかない場所になるだろうか]