― 幼少期の記憶 ―
そうだ。おみやげ。
むこうでもたべられるように!
[>>131再会の約束をして家に戻った後、名案を思い付いた。
子供舌と旬の果物に困らない地ならではの食卓事情の結果、実は干杏の類はそれまで特に好きではなかった。
けれど生ものは大体もたない。家に来て喜んでもらえるのも嬉しいけれど、彼女の家でも楽しめたら尚良いはずだと。
他にも色々な種類が確保できないかと聞きまわり、それが地元特産品の幅を広げる切欠となったのだが、実際に広まるのはもう少し先のお話]
こんなのもあるんですよ。
どれがおすきですか?
[今は身内と親しい者に出される干果物類。
プルファー家に行く時は、幅広く用意するのが普通になっていたのだった**]