― 現行・緊急事態発生後 ―
[大丈夫だと言うエディ>>231に、テオドールはよかった、と頷く。
一連の流れのあと、エディが「ちょっと行ってくる」と言う>>232ので、頷いて言葉>>185をかける。]
……お兄ちゃんって。
[テオドールは困ったように笑いながら、エディの背中を見送ったあとに、そんなことをぽつりと零す。
照れ隠しかな?とは思ったのか思わなかったのか。それはテオドールのみが知ることとして。]
――お兄ちゃんなぁ。
[思い出すのは、自分の二人の兄。
テオドールよりも薄い色をした髪をしていて、空色の瞳をしている。
自分に弟はいなかった。
―いや、本当は産まれてくるはずだった、と聞いている。
32年前のあの侵攻さえなければ、テオドールは今頃、兄の一人になっていただろうに。]
(産まれていたら、こんな感じだったかな…。)
[どう思う?兄上。
その問いに答えはない。**]