― 交戦前日 ―
[作戦立案とか、用兵とか。
どちらかと言うと、そういうものとは縁遠い身、ではあるものの。
騎竜師の単体戦闘力の高さと機動性を盤面でどう生かすか、を見切る必要性から、会議自体には顔出しするのが常の事。
……中央に出向している団長からは、「お前は街の『守護者』で、ここに残る自衛団の代表みたいなものなんだから、ちゃんと出席しろ」と釘を刺されている、というのもあるが。
作戦聞いてなかった、で無茶しないように、という予防線的意図がそこにあるのは知られているかどうか]
河側からの強襲……か。
この霧じゃ、そっちから来る、とは中々思えないだろうし、アリだよな。
[この霧で船を出す、という発想にはそうそう至るとは思えない。
そこは隙としてつけるだろう、と思うから、反対する事はなく。
当事者が乗り気>>285なのもあって、大きな問題は感じなかったから]