― 王都陥落数日後・城門前 ―[緩く上げた手は取られ、沈んでいた場所から、本質たる闇が引き上げられる] ……強く、なる。[告げられたルール>>290は、自身も望んでいたことだから、ごく自然に内へと落ちて] ぼくが、望む、ぼく、自身を。 自分の力で、掴みとる……。[額に再び、指先が触れる。>>291記される名と共に刻まれるものを感じつつ、それを拒む意思はなく]