―204号室(リーザの部屋)―[シモンと共に、アルビンの部屋から洗面所とバルコニーを確認しつつ、リーザの部屋へ移動し。早朝のまま、閉められる前の窓から振り込み積もった真白の雪と寝台の上の赤羽の胸を持つ小鳥――ピッピという名だった筈、の亡骸を見れば][あの時、リーザの部屋で見かけた、ペーターの様子>>233や言葉>>>>103が思い出され、案じるように眉を潜め、シモンが目を伏せた様を、じっと見上げるも]