― 現行・メインサロン付近 ―
―――、
[自分を呼ぶ声>>291がして、緩く意識が浮上する。
栄養ドリンクを、と揺れる視界に差し出されて>>292、訳もわからないまま受け取ろうとするけれど。
テオドールはそれを掴んでいられなかった。
反射的に下に手を差し出したけれど、受け止められたかどうか。]
肩を…肩を貸してくれないか。
[マヌケ過ぎて他の誰にも見られたくないし、知られたくない。
人は飯を食わなくても死なないとは言うけれど。ある意味、精神的に極限の状態で食わずにいたらたぶん死ぬ。
三大欲求は満たされた方がいい。
そういえば、ろくすっぽ睡眠も取っていないわけで、人間の三大欲求がほとんど満たされていない。そりゃ倒れるわ。
と浮上し始めた頭で考えながら。
ノーラに助けて貰って、なんとか自分で歩こうとするだろう。*]