[尾を構える予備動作。 先の力任せの振り払いとは違う鋭さのようなものを、その動きに感じるも。 アイリに声を掛けるより早く、突き刺す動きの尾が障壁を破壊する>>155] なっ……壁が壊れた!?[ほとんど無敵の盾として、絶対の信頼を寄せていた障壁が、一撃で破壊された。 その事実に思わずアイリの言う通り、一歩後退してしまう。 鋭いだけでなく、その尾の先端には、毒すら備わっているようだった]