……はい、なんだかんだ言っても良い上司だし、
そういうところ、信頼しています。
此処にいる間、せめて、何か少しでも、
あの人の役に立てることがあれば、いいな…と思っています。
[それは、こちらの身分を知らされなかった人事部の人間に、
クレメンスの飲酒監視を頼まれたためだけではなく>>>>0:168.
時折の、どこか寂しそうにも感じられる背中を、
亡き父親と、重ねてしまっているからかもしれない。
サボり癖はともかく、お酒は控えめに!と、いつも無駄に
口すっぱく言ってしまうのは、彼の身体のことが、
ほんとうに、心配になってしまうからだ。
クレメンスにとっては、きっと
余計なお節介かもしれないなぁ…とは思うけれど。]