[パンを焼いたオットーを茶化すとボケた返事ばかり>>237。昨年の香辛料といい、今回も早々に買う気になっているオットーは矢張りお人好しだ。
けれども同情しながらもアルビンは香辛料にしては高い値段をふっかけた。オットーはどうしただろう。]
そういえば、去年のレシピ本のパンは作ったのか?
えっ、仲が良い。……まあ、そう、ですね。
[オットーに質問しつつ、飛んで来た言葉に思わず反応してしまう。少しだけ間を置いてアルビンは頷いた。そうですね、と答えたオットー>>293より歯切れ悪く聞こえただろうか。
おっとりしたオットーをのろまだと呼び、彼がドジを踏んだのを見れば馬鹿にした子供時代。幼馴染みに間違いないが仲が良いのかと訊かれると分からなかった。
オットーが扉を開けようとすればアルビンは彼の肩から手を離した>293。]