…でもそれって
フリーデル、きみが今夜、……
死ぬかもしれないって、ことだ。
[生きているひとは日々減っていく。彼女が本物なら、もう直ぐに次の人狼を見つけてもおかしくない。人狼だって多分、それを分かっているだろう]
……きみが幸せになればって、願ったひとがいたんだ。
おれだって、きみとその人が、
幸せになれればよかったのにと、思ってる。
……ごめんね、フリーデル。ごめん。
[彼女と話せるのは、もうこれが最後かもしれないと、そう考えたら――彼女の頼みであるとはいえ、守れる可能性を手放さざるを得ないことに、謝罪しか出来なかった]*