― ヴァイスメーヴェ/来客室 ―
[>>246 白魚のような華奢な指が、その細い首元を指し示す。
―――やはり彼女は自らの生存を、諦めているのだろうか。
丸腰でここまで来て、そして己に停戦を持ちかける姿は。
儚げながらも、強い覚悟を持っているように、ウェルシュの瞳には映った。]
………分かりました。
然るべき時がくれば、考えておきます。
[覚悟には、覚悟で答えてやらねばならない。
>>264 タクマはまた、その覚悟に対し、別の思惑があったようだけれども。
自分は軍人ではない。アンディーヴと同じ、領主だ。
歩んだ道は違えど、気持ちは分からないでもない。
彼女の薄紫色の瞳を真っ直ぐ見つめて、頷いた。]