―回想/緊急事態前:ソマリと―
[ソマリが、何やらすまなそうに謝罪してくれる様子には>>136
まだ勘違いしたまま、
きょとん?と首をかしげてから。]
はい、上司はクレメンスさんですが…
……え、良い部下?
[クレメンスの思わぬ自分評を聴けば、
やはり内心で慕っている相手からのそれは、
嬉しくないはずはなく。
思わず頬が赤くなるのを紛らわせるかのように、
『クレメンスさんのことだから、上げてくれた後に
俺の下に就いたのが運の尽きとかなんとか、
言っていそうだなあ…」と、照れ隠しに、えへへと笑んだ。
まさか、その通りとは思わずに。]