人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


技官 カサンドラ

 ……このたびの任務、ご苦労だった。
 よく、隻眼の英雄ラムスドルフの手から逃げ延びれたものだ。流石に肝が冷えた。

[洗練された礼に、こちらは軍人としての敬礼で返す]
[ヒンメルの印象は――どうしてもテストの一件と、スイーツカフェの件が大きかった]

 そうか。新参もの仲間がいて心強い。
 私も、公国に来るのは――ああ、そうか。
 もう、15年ぶりになるのだな。

[そう、小さく息をつき]

 落ち着いた。大丈夫だ。
 では、挨拶に行くとしよう。

[襟元についた、帝国軍の階級証と、技術局の腕章を外し、ポケットに入れた。
 1人だけ、帝国軍の軍服を身にまとって、遠慮のない視線に晒されても、小さく首をすくめるだけだった]

(298) 2013/06/15(Sat) 20:43:36

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