――中庭―― 調子はいつも通りですよ。 もちろん。[事も無げに言う。それはつまり、悪い訳がないということなのだ。] そう思うなら、手伝ってさしあげればいいのに。[シロウの他教官への人ごとのような言葉>>296に、くすくすと笑みを零す。片手に持った袋の文字を見れば、さらに表情を綻ばせた。] 実技は実技で、大変そうですけどね。[そう言いながらも。教官の実技採点の時の鋭い眼差しには、とても好感を持っていた。彼が本気で戦えば、どのような技が見れるのか……と思うほどには。]