トールよ。そやつはそれていけ。 よもや我に二人も運ばせようなどとはいうまいな。[言いつけ通り、我のことを見ることなくいたもうひとりのチャイルドのことを差しながら、呪を紡ぐことすらしない。意志一つで事象に触れ、供物を包み込んだまま、城館へと転移した]