『これで、もうお前は、契約が破棄されぬ限り、消えることはない。私も安心して…この地の大気に溶ける事ができるよ…』[ そうして、天使もどきは緋色の光となり、笑うような気配を残して、消えて行く ]あ、や…えーと…[ 光の消えた空間を呆然と見つめていたコンラートは、次にマチスの顔を見て、所在なげに笑う ]