人狼物語−薔薇の下国

491 【SF人狼騒動村】Sleeping Silver SheepB〜敵は海賊!だけじゃない〜


警備員 ディーク

[触れえるなら、その、ナイフを持つ“手”に。
さっきは逆だったかな、壁を殴りつけた手に、触れてくれたのだけれど。>>256

昔は自分の方が年下で、あのころから大きくはなかった彼女と比べても、自分だって小さくかった。
けれど、いまは、
この手の方が、きっと、大きいだろうから、触れえるなら、包むように。

     その手のことを、知らずにいる。
     けれど、もし――…
     知る由もなくとも、知っていたとするならば、
     それでも、自分は、絶対に、
     必ず。

――… うん、もしかしたら、温度の欠片もなくて冷たい掌は、
今の身体の状態を伝えてしまうものに、なるかもしれないのだけれど。

そうして、にいっと、いつもの顔で笑うのだ。]

(297) 2017/12/02(Sat) 19:33:28

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